2025年現在、SteamのゲームラインナップはAAAタイトルからインディーまで膨大に広がっており、その多くがフルHD解像度で非常に快適に動作します。しかし「どのPCを選べばいいの?」という疑問は、多くのゲーマーが抱える悩みの種。そこで今回は、コスパ・安定性・性能のバランスが優れたおすすめモデルとして、ツクモ eX.computer AeroStream RM7J-E241B/CP1をご紹介します。
1. スペック概要
パーツ | 内容 |
---|---|
CPU | Intel Core i7-14700(20コア/28スレッド) |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4060(8GB GDDR6) |
メモリ | 32GB DDR4 |
ストレージ | 1TB SSD(NVMe M.2) |
OS | Windows 11 Home |
価格(2025年8月時点) | 194,980円(税込) |
このモデルの最大の特徴は、最新世代Core i7とRTX 4060の組み合わせ。32GBメモリを搭載しているため、重めのゲームや配信ソフト、マルチタスクも余裕でこなせます。さらに、SSDはNVMe接続で読み書きが高速。OSやゲームのロード時間短縮にも直結します。
2. フルHDゲーミング性能
RTX 4060の実力
RTX 4060は、フルHD(1920×1080)でゲームを気持ちよく遊ぶための定番GPUです。 DLSS 3(映像をキレイに保ったまま軽くする技術)やレイトレーシング(光や影をリアルにする表現)に対応し、 性能と価格、消費電力のバランスがとても良いのが特徴です。
まず用語の意味をざっくり
- FPS(フレームレート)
- 1秒間に何枚の絵を表示できるか。60fpsで快適、120~144fpsでとても滑らか。
- DLSS 3
- NVIDIAの機能。画面を賢く拡大したりフレームを補って、見た目を保ちつつfpsを上げる。
- レイトレーシング
- 光の反射や影をリアルに見せる表現。重くなりやすいので、まずはオフか控えめ推奨。
- 画質プリセット
- 「低・中・高・ウルトラ」などのまとめ設定。最初は“高”か“中~高”からでOK。
フルHDだとどのくらい?(目安)
以下は高設定・フルHD想定のざっくり目安です(PC個体差やゲームのバージョンで変わります)。
ゲーム | 想定設定 | 目安fps | メモ |
---|---|---|---|
Apex Legends | 高設定 | 180fps前後 | 競技重視なら画質を少し下げてさらに伸ばせます |
Cyberpunk 2077 | 高設定 + DLSS ON | 100fps前後 | レイトレーシングはまずOFFか低で様子見 |
Elden Ring | 高設定 | 90fps前後 | タイトル仕様で上限の影響を受けることがあります |
モンスターハンターライズ:サンブレイク | 高設定 | 160fps前後 | 非常に軽快。高リフレッシュモニターと好相性 |
※数値は参考目安です。ドライバー/パッチ/マップ/シーンで上下します。
まずはこの設定でOK(カンタン3パターン)
- 競技系FPS重視(Apex/VALORANT等)
- 解像度:1920×1080(フルHD)
- 画質:中(影・エフェクトは低め)
- DLSS:オフ~品質(画質優先なら品質、遅延重視ならオフ)
- V-Sync:オフ/モニターが144Hz以上だと効果大
- 大作/オープンワールド重視(サイパン等)
- 画質:高
- DLSS:品質 or バランス
- レイトレーシング:オフ or 低から
- とにかく安定重視
- 画質:中~高(重い項目=影・反射・ポストエフェクトは控えめ)
- DLSS:品質
モニターの話(失敗しないポイント)
- 60Hzモニター:60fps以上は体感は安定するけど画面は60回/秒まで。
- 144Hz以上:Apexなどで滑らかさが段違い。RTX 4060と相性◎。
困ったときのチェックリスト
- グラフィックドライバーを最新にする。
- ゲーム内解像度が1920×1080になっているか確認。
- 重いと感じたら、まず影/反射/ボリューム効果を下げる。
- DLSS=品質を試す(fpsが上がりやすい)。
- 配信やブラウザ多タブなど裏で重いアプリを閉じる。
- PC内部の温度/ホコリに注意(熱いと性能が落ちる)。
要するに、こう覚えよう
- フルHDならRTX 4060で“高設定+高fps”が狙える。
- 困ったらDLSS(品質)と影を下げるでOK。
- 競技系は画質よりfps優先、RPGは見た目とバランス。
配信や動画編集にも強い
このPCに搭載されているIntel Core i7-14700は、 20コア・28スレッドというかなりのマルチタスク性能を持っています。
簡単に言うと「同時にたくさんの作業をこなせる頭脳」を持っているということです。
まず用語をやさしく説明
- コア(Core)
- CPUの中の「作業員」。数が多いほど同時にたくさんの仕事ができる。
- スレッド(Thread)
- 1つのコアが同時にこなせる仕事の数。28スレッドは28人分の作業ラインみたいなもの。
- マルチスレッド性能
- 同時作業の処理能力。動画編集・配信など重い作業を並行しても落ちにくい。
配信しながらゲームができる理由
ゲーム実況配信をするときは、ゲームと配信ソフト(OBSなど)を同時に動かします。
さらに、配信は映像をリアルタイムでエンコード(変換)するため、とてもCPUに負担がかかります。
しかし、20コアのCore i7-14700ならCPU使用率にまだ余裕が残るため、配信中でもゲームがカクつきにくくなります。
32GBメモリのメリット
メモリは作業データを置いておく作業台のようなものです。
ゲーム実況や動画編集では、大きな映像データやテクスチャ(画像素材)を大量に扱うので、 作業台が広いほどスムーズになります。
16GBでも動くことは動きますが、32GBあれば余裕を持って作業でき、同時に複数アプリを開いても遅くなりにくいです。
動画編集ソフトとの相性
- Adobe Premiere Pro:4K映像やエフェクトの多い編集でも快適
- DaVinci Resolve:カラーグレーディングや重いエフェクトも動きやすい
- After Effects:複雑なアニメーションもレンダリング時間を短縮しやすい
初心者向け配信・編集セットアップ例
- 配信ソフト:OBS Studio(無料)
- 解像度:フルHD(1920×1080)
- fps:60fps(滑らかで視聴者も見やすい)
- 録画形式:MP4(配信用)、ProResやDNxHD(編集用)
- 編集ソフト:Premiere Pro、DaVinci Resolveなど
困ったときの対策
- 配信ソフトの設定で出力解像度とビットレートを下げる。
- 録画と配信を同時にすると重い場合は、片方ずつ試す。
- 裏で動いている不要なアプリを終了する。
- 動画編集時はSSDに作業用フォルダを置くと速くなる。
まとめ
- Core i7-14700は同時作業に強い → 配信+ゲームも余裕。
- 32GBメモリで動画編集や素材管理がスムーズ。
- 4K編集やエフェクト多めの映像制作にも対応可能。
4. 用途別おすすめポイント
- eスポーツ系FPS:144Hz以上のゲーミングモニターと組み合わせれば、Apex LegendsやVALORANTでヌルヌル動作。反応速度重視のプレイヤーに最適。
- RPG・アクション:高画質設定で世界観に没入可能。RTX 4060のレイトレーシングにより光の反射や影もリアルに再現。
- 配信・動画制作:マルチコアCPU + 大容量メモリで、配信しながらの録画や動画編集も余裕。
- 長期運用:32GBメモリと1TB SSDの組み合わせは2025年以降もしばらく現役。将来的にGPUを交換すればさらに寿命延長可能。
5. 価格・コスパ評価
2025年8月時点で約19.5万円という価格は、一見するとミドルハイレンジ帯の中ではやや高めに感じます。しかし、この価格には以下の要素が含まれています。
- 最新世代Core i7(高性能・高コア数)
- RTX 4060(DLSS 3対応)
- 32GBメモリ(標準は16GBが多い中での倍増)
- NVMe 1TB SSD(高速&大容量)
- ツクモの国内サポートと保証
これらを総合的に考えると、単なるゲーミングPCではなく、配信・編集・長期利用まで視野に入れた万能マシンとしての価値が非常に高いです。
6. まとめ
SteamでフルHDゲーミングを楽しみたいなら、AeroStream RM7J-E241B/CP1は非常におすすめです。最新CPUとRTX 4060のバランスの取れた組み合わせにより、あらゆるジャンルのゲームを高画質かつ高フレームレートで快適にプレイ可能。さらに、配信・動画編集といったクリエイティブ用途にも強いため、「これ1台でなんでもできるゲーミングPC」と言っても過言ではありません。
もし2025年にPCを新調する予定があるなら、このモデルを候補に入れてみてはいかがでしょうか。特に、長期的にSteamゲームを楽しみたい方、配信や編集も視野に入れている方には間違いなくベストチョイスの一台です。
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