RTX 5060 vs 4070|どっちを選ぶべき?性能・価格・用途別に徹底比較!

ゲーミングPC

2025年現在、ゲーミングPCのグラボ選びにおいて注目されているのが「RTX 5060」と「RTX 4070」の比較です。これから新しくPCを組もうとしている人や、そろそろグラボを買い替えたい人にとって、「どっちを選ぶべきか?」は非常に重要なテーマですよね。

この記事では、性能の違い・価格差・消費電力・おすすめの使い方などを、初心者でもわかるように徹底的に比較します。あなたの目的にぴったり合うグラボ選びの参考にしてください!

1. 基本スペックの比較(初心者向け解説)

まずはRTX 5060とRTX 4070の基本スペックを比較しながら、各項目の意味や重要性を初心者にもわかりやすく解説していきます。

アーキテクチャの違い

RTX 5060は「Ada Lovelace Refresh」という最新世代の改良版アーキテクチャを採用しています。一方、RTX 4070はその元となる「Ada Lovelace」をベースにしています。 基本的な構造は同じですが、4070の方が上位チップ(AD104)を使っており、より高性能な設計になっています。

CUDAコア数

CUDAコアは、グラボの処理能力を決める重要なパーツです。数が多いほど、より高速な処理が可能になります。 RTX 5060は約3584コア、RTX 4070は5888コアと、4070の方が約1.6倍のパワーを持っています。 重たいゲームや動画編集などでは、この差が明確に現れます。

VRAM(ビデオメモリ)容量と種類

どちらも12GBと容量は同じですが、RTX 4070の方は「GDDR6X」というより高速なタイプのメモリを搭載しています。 同じ容量でもデータの処理速度に差があり、大量の情報を素早く読み込む必要がある高解像度ゲームや3D制作では、4070が有利です。

メモリ帯域幅

帯域幅とは、1秒間にどれだけのデータをメモリとやり取りできるかという指標です。 RTX 5060が約192GB/sなのに対し、RTX 4070は約504GB/sと圧倒的。 この差により、複雑な映像表現や高負荷のゲームでも、4070はスムーズに処理できます。

TDP(消費電力)

RTX 5060の消費電力は約140Wで省エネ設計。RTX 4070は約200Wで、そのぶん発熱も増えます。 パフォーマンスを取るか、省エネ・静音性を取るかが分かれ道になります。 電気代や静かな環境を重視する人には5060、性能重視なら4070が向いています。

推奨電源

グラボを動かすには、対応する電源(電力供給ユニット)が必要です。 RTX 5060は500W以上で動作可能ですが、RTX 4070は650W以上を推奨されています。 そのため、4070を使うなら、しっかりした電源ユニットに交換する必要があるかもしれません。

発売時価格

価格面では、RTX 5060は約4万円、RTX 4070は約8万円と、2倍近い差があります。 性能も比例して上がるとはいえ、初心者やライトゲーマーには5060の方がコスパは良好です。 一方で、長く高性能を求める人や、WQHD/4Kでプレイしたい人は4070が安心。

このように、スペックはすべてにおいてRTX 4070が上ですが、そのぶん価格や電源への要求も高くなります。バランスを考えて選びましょう。

2. ゲーム性能の違い|フレームレート比較(初心者向け解説)

RTX 5060とRTX 4070では、ゲーム中の快適さ=フレームレート(FPS)に大きな差が出ます。FPS(frames per second)とは、1秒間に画面が何回書き換えられるかを表す数値で、数が高いほど動きがなめらかになります。

以下は、人気ゲームでの平均フレームレートの比較です(DLSS機能ONの場合)。

ゲームタイトル RTX 5060(推定) RTX 4070
Apex Legends(フルHD) 約180fps 約250fps
Cyberpunk 2077(WQHD) 約55fps(DLSS) 約90fps(DLSS)
Fortnite(フルHD) 約200fps 約300fps
Elden Ring(フルHD) 約80fps 約120fps

※フレームレートはゲーム設定やPC構成により変動します。ここでは平均的な数値を記載しています。

各ゲームごとの違いをやさしく解説!

Apex Legends(フルHD)

RTX 5060でも180fpsを超える性能で、非常に快適です。144Hzモニターを使っている人にも十分対応できます。 RTX 4070はさらに余裕があり、240Hzモニターでのプレイも滑らかにこなせます。eスポーツを本気でやる人におすすめ。

Cyberpunk 2077(WQHD)

超美麗グラフィックで有名なこのゲームでは、5060ではDLSSを使ってやっと55fpsほどに。少し設定を下げることで安定します。 RTX 4070はDLSS+高設定でも90fps近く出るため、美しさと滑らかさを両立したい人に向いています。

Fortnite(フルHD)

軽めのゲームですが、フレームレートは高いほど有利。5060でも200fpsで快適ですが、4070は300fpsを狙えるレベルなので、 建築バトルで少しでも反応速度を高めたいプレイヤーには最適です。

Elden Ring(フルHD)

RTX 5060でも80fps前後でスムーズに動作します。RTX 4070は余裕の120fpsで、激しい戦闘シーンでもカクつきがなく快適です。 アクションRPGをじっくり楽しみたいなら、どちらでも満足度は高いですが、映像美にこだわるなら4070が優位。

DLSSの違いにも注目!

DLSS(Deep Learning Super Sampling)は、NVIDIAのAI技術で画質を保ちながらフレームレートを上げる機能です。 RTX 4070は「DLSS 3.0」の中でもFrame Generation(フレーム生成)という機能に対応しており、実際の描画に加えてAIがフレームを補完することでさらに滑らかに動きます。 RTX 5060はDLSSには対応していますが、Frame Generationには非対応の可能性があります。

まとめ

  • RTX 5060:フルHDでのゲームは快適。中〜高設定で十分楽しめる。
  • RTX 4070:WQHDや4Kでも余裕。高画質&滑らかさ重視の人に最適。

フレームレートは、ゲームの快適さを大きく左右します。予算やモニターのスペックに合わせて、最適なグラボを選びましょう!

3. レイトレーシングやDLSSの活用度(初心者向け解説)

次に、RTX 5060とRTX 4070が対応している最新技術「レイトレーシング」や「DLSS」について見ていきましょう。どちらもNVIDIA独自の先進的な機能で、画質とパフォーマンスを大きく向上させるものです。 初めて聞く方にもわかるように、それぞれ解説していきます。

項目 RTX 5060 RTX 4070
レイトレーシング性能 中〜低
DLSS対応 DLSS 3対応(Frame Generationなし?) DLSS 3対応(Frame Generationあり)
AI処理性能 低〜中

レイトレーシングとは?

レイトレーシングとは、リアルな光の反射や影、映り込みなどを再現する技術です。映画のような映像美をゲームでも体験できるのが特徴ですが、非常に処理が重いのが難点です。

  • RTX 5060:一部のゲームで中設定までならレイトレONでも動作可。ただしフレームレートは落ちやすい。
  • RTX 4070:高設定でもスムーズ。最新ゲームでもリアルな映像表現を堪能できる。

DLSS(Deep Learning Super Sampling)とは?

DLSSは、NVIDIAのAI技術を使って、低い解像度で描画した映像を高精細にアップスケーリングする技術です。つまり、画質をキープしながらフレームレートを上げることができる魔法のような機能です。

  • RTX 5060:DLSS 3には対応予定。ただし「フレーム生成(Frame Generation)」機能が非対応の可能性あり。
  • RTX 4070:DLSS 3+Frame Generationに完全対応。AIによってフレームを“作り出す”ことで、さらに滑らかな映像が可能に。

AI処理性能の違い

ゲーミングだけでなく、AIによる画像生成や動画編集、ノイズ除去などの用途も最近は増えてきています。これらの処理では、GPUに内蔵されている「Tensorコア」の性能が重要になります。

  • RTX 5060:Tensorコアの性能は抑えめ。AI系機能を多少使えるが、処理速度は中程度。
  • RTX 4070:Tensorコアの性能が高く、AIを活用したアプリや技術の恩恵をフルに受けられる。

まとめ

  • RTX 5060:DLSS対応で省エネ・軽量ゲームには十分。レイトレーシングは控えめ。
  • RTX 4070:美しいグラフィックと滑らかな動きを両立したい人にベスト。最新技術を活かせる。

「とにかく最新ゲームをリアルな映像で楽しみたい!」という方には、RTX 4070のほうが圧倒的におすすめです。 逆に「重い機能はそこまで使わない」「とりあえず遊べればOK」という人には、RTX 5060でも十分満足できます。

4. 消費電力と発熱|省エネ重視なら?

  • RTX 5060:約140W。小型PCや静音志向に最適。
  • RTX 4070:約200W。高性能な代わりに発熱と電力は多め。

5. 価格差とコスパ比較

モデル 実売価格 コスパ評価
RTX 5060 約4万円前後 高い
RTX 4070 約8万円前後 普通〜やや割高

6. RTX 5060と4070、どっちが買い?

RTX 5060が向いている人

  • フルHDで快適にゲームしたい
  • 消費電力や予算を抑えたい
  • 初心者・ライトゲーマー
  • 小型・省スペースPCにしたい

RTX 4070が向いている人

  • WQHD〜4K解像度でプレイしたい
  • 高画質+レイトレを最大限に活かしたい
  • 最新技術(DLSS 3 Frame Generation)を重視
  • 長期的に使いたい

まとめ|RTX 5060 vs 4070の結論

RTX 5060とRTX 4070は、用途や予算によって選ぶべきモデルが異なります。

  • コスパ重視・ライトゲーマー ⇒ RTX 5060
  • 高性能・将来性重視 ⇒ RTX 4070

どちらも優秀なGPUですので、自分のプレイスタイルや予算に合ったモデルを選んでくださいね!

 

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