ゲーミングPCやクリエイティブ用途に最適なGPU選び。「rtx3050 vs 2060」の違いを、ノートPC版・デスクトップ版の両面から徹底解説します。
1. はじめに:なぜ「rtx3050 vs 2060」が注目されるのか
NVIDIAの人気GPU「RTX 3050」と「RTX 2060」は、どちらもコストパフォーマンスに優れた製品として注目されています。 特に中古やエントリーPC市場での需要が高く、ノートPCとデスクトップPCの両方で採用例が多いため、どちらを選ぶべきか悩む方も少なくありません。
2. rtx3050 vs 2060:基本スペック比較
項目 | RTX 3050 | RTX 2060 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere(8nm) | Turing(12nm) |
CUDAコア | 2560(Desktop)/2048(Laptop) | 1920(共通) |
VRAM | 8GB(Desktop)/4〜6GB(Laptop) | 6GB(共通) |
メモリ帯域 | 224GB/s(Desktop) | 336GB/s(共通) |
消費電力 | 130W(Desktop) | 160W(Desktop) |
3. ノートPC版の性能比較
ノート版ではRTX 2060の方が概ね20〜30%高い性能を発揮します。これはVRAMの容量差(3050は多くが4GB)やメモリ帯域、TDPの差に起因します。 RTX 3050は消費電力と冷却の面でモバイル性に優れますが、最新ゲームでは設定を落とす必要があります。
- RTX 3050 Laptop:DLSSやレイトレーシング対応。ただしVRAM 4GBで制限あり。
- RTX 2060 Laptop:安定した高性能。VRAM 6GBで高負荷タイトルも対応可能。
4. デスクトップ版の性能比較
デスクトップでは、RTX 3050(8GB版)が登場したことでRTX 2060と近い立ち位置になっています。 それでも実際の性能はRTX 2060が優位であり、メモリ帯域やコア数、実効性能において約10〜15%上と評価されています。
- RTX 3050 Desktop:8GB VRAM搭載で安心。DLSS効果も優秀。
- RTX 2060 Desktop:メモリ速度や実スループットが高く、古くても実力派。
5. 総合ベンチマーク比較
- 3DMark Time Spy(Desktop):
RTX 2060:約8200 / RTX 3050:約7000 - 3DMark Time Spy(Laptop):
RTX 2060:約6700 / RTX 3050:約5300 - PassMark G3D Mark:
RTX 2060:約13400 / RTX 3050:約11000
ベンチマークでもRTX 2060の方が安定して高スコアを記録しています。
6. ゲーム性能の実例比較
ゲームタイトル | RTX 3050(FHD 高設定) | RTX 2060(FHD 高設定) |
---|---|---|
Cyberpunk 2077 | 約39fps | 約52fps |
Shadow of the Tomb Raider | 約55fps | 約70fps |
Fortnite | 約120fps | 約135fps |
Call of Duty: MW2 | 約60fps | 約75fps |
DLSSをONにすれば、RTX 3050でもフレームレートは向上しますが、基本性能ではRTX 2060がリードします。
7. どちらを選ぶべきか?
RTX 3050を選ぶ理由
- 最新機能(DLSS 2.0、レイトレ)を使いたい
- 8GB版を選べる(デスクトップ)
- 消費電力を抑えたい(ノート版)
RTX 2060を選ぶ理由
- 純粋なパフォーマンス重視
- 高設定・VRAM要求の高いゲームが多い
- 価格次第で高コスパ(中古含む)
2025年現在でも、両GPUは用途に応じて「使い分け」が可能です。フレームレート重視ならRTX 2060、DLSSや消費電力を重視するならRTX 3050が有利です。
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